経営を考える際に、強み強みといいますが、よく考えてみましょう。
先日、○○資格を持った社員がいることが強みですとおっしゃる経営者がいらっしゃいました。
資格を持った社員がいることは確かに広い意味での強みかもしれません。
しかしながら、そのような資格があってもなくても顧客からしたらどうでも良いことです。
顧客が他社ではなく自社を選ぶ理由こそが本当の強み(差別化ポイント)です。
そう考えると、○○資格を持った社員だからこそ提供できる商品・サービスが真の強みとなります。
そうすると「○○資格を持った社員」は何なのか?
「○○資格を持った社員」あってこその強みですから、まさに強みの源泉(他社が簡単に模倣できない理由)ですね。
強み(差別化ポイント)の裏付けとなる強みの源泉はすなわち社内資源です。この社内資源こそなんとかして保護しなければなりません。
他の例を挙げると、特徴ある技術(差別化ポイント)の源泉は特許権(他社が簡単に模倣できない理由)となります。
また、ブランドの源泉は商標権(他社が簡単に模倣できない理由)となります。
強みを考えるときは、真の強みとその強みの源泉(社内資源)で切り分けて整理をしてみましょう。
そしてこの強みの源泉(社内資源)を保護することが経営基盤強化につながります。
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