今度は「商標」ではなく、「商品」の類否です。
商標権侵害のニュースになると、商標の類否だけがクローズアップされる傾向にありますが、その商標が何の商品について使用されるものであるか、そして、その商品の類否が問題になります。
前回同様クイズです。
以下の商標は類似でしょうか?非類似でしょうか?
(1)「菓子」と「中華まんじゅう」
(2)「清酒」と「焼酎」
(3)「焼酎」と「酎ハイ」
答えは以下のとおりです。
(1)類似。
(2)類似。
(3)非類似。
以前税理士の先生相手の知財セミナーの講師を努めたとき、この事例をご紹介したのですが、「清酒と焼酎が類似とは納得いかん」とご指摘頂いたことがありました。
お酒がお好きな先生なのでしょう。その商品の愛好者であるほど、納得感がなくなると思います。
例えば、「和菓子」と「洋菓子」は菓子に含まれ、互いに類似すると判断されます。
スイーツ弁理士の本音としては納得していません。
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