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貴社の商品・サービスが欲しい顧客はいないという事実

 

少々煽り気味のタイトルをつけましたが、正確には、「貴社の商品・サービスそのものが欲しい顧客はいないという事実」です。

 

マーケティングの分野でとある格言があります。

 

「ドリルを買う人が欲しいのは『穴』である」

 

ホームセンターでドリルを探している人は、穴を空けたいのであって、

決してドリルそのものが欲しいわけではないということです。

 

コーヒーを飲んでいる人は何をしたいのでしょうか?

黒い液体そのものがほしいわけではなく、例えば気分転換したいのです。

 

ビタミンC(サプリメント)を摂取する人は何をしたいのでしょうか?

ビタミンCという栄養素そのものがほしいわけではなく、例えば健康を維持したいのです。

 

JR九州の鉄道に乗る人は何をしたいのでしょうか?

乗ること自体が目的ではなく(そういう趣味の方もいますが)、例えばリーズナブルに目的地まで移動したいのです。

 

では貴社が提供する商品・サービスを購入した人は何をしたいのでしょうか?

 

その答えこそが貴社の顧客にとっての価値を表しています。