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そもそも商標とは?(1)

そもそも「商標」とは何かをよくご存じない方が多いので、商標とは何か?についてご説明します。

 

世の中いろいろなものが識別されていますが、

個人を識別するものはなんでしょう?

家系・血統・家柄を識別するものは何でしょう?

法人(商人)を識別するものはなんでしょう?

 

個人を識別するものは「氏名」ですね。

家系・血統・家柄を識別するものは「家紋」ですね。

個人商人や会社を識別するものは「商号(社名や屋号)」ですね。

 

では、自分と他人の商品・サービスを識別するものはなんでしょう?

 

それがまさに「商標」です。つまり、「商標」とは、自他商品識別標識なんです。

 

よく商号と商標とを混同している人がいらっしゃいますが、基本的には異なるものです。ただし、商号が商標として機能している場合もあります。

 

例えば「ABC」という屋号(商号)で定食屋さんを営んでいる場合において、お店の看板「ABC」は、「飲食物の提供」という自分のサービスを他人のサービスと識別する商標として機能していることになります。