そもそも「商標」とは何かをよくご存じない方が多いので、商標とは何か?についてご説明します。
世の中いろいろなものが識別されていますが、
個人を識別するものはなんでしょう?
家系・血統・家柄を識別するものは何でしょう?
法人(商人)を識別するものはなんでしょう?
個人を識別するものは「氏名」ですね。
家系・血統・家柄を識別するものは「家紋」ですね。
個人商人や会社を識別するものは「商号(社名や屋号)」ですね。
では、自分と他人の商品・サービスを識別するものはなんでしょう?
それがまさに「商標」です。つまり、「商標」とは、自他商品識別標識なんです。
よく商号と商標とを混同している人がいらっしゃいますが、基本的には異なるものです。ただし、商号が商標として機能している場合もあります。
例えば「ABC」という屋号(商号)で定食屋さんを営んでいる場合において、お店の看板「ABC」は、「飲食物の提供」という自分のサービスを他人のサービスと識別する商標として機能していることになります。
コメントをお書きください